シトロエンのローブ選手が
ポイントランキング2位のグロンホルム選手(
フォード)に大差を着けながらも、腕の骨折で欠場という状況で行われたWRC第14戦
オーストラリア。27日(金曜日)は第1レグが開催され、結果は波乱に満ちたものとなった。
26日(木曜日)に2回設けられた
スーパーSSでグロンホルム選手が連続トップタイムをマークし、逆転チャンピオンに向け絶好のスタートを切ったかに見えたのだが、グロンホルム選手は27日最初のSS3で転倒。再スタートはできたものの、10分以上の遅れを取ってしまい、逆転チャンピオンやタイトル決定を遅らせる(3位以上に入らないとローブ選手のチャンピオンがこのラリーで決まってしまう)のは絶望的に。グロホルム選手の離脱でトップに立ったのはここまで地元のアトキンソン選手(
スバル)。SS3からSS5まで連続トップタイムを叩き出し、ラリーをリードした。しかし、SS6でコースオフ、そのままコース下1m弱に落下した上、軽い出火まで起きてしまった。火は幸いすぐに消し止められたものの、残念ながら第1レグから撤退となった。
代わってトップに立ったのはスバルのエース、ソルベルグ選手。ソルベルグ選手が首位を快走するのはいつ以来だろう? ソルベルグ選手はSS6、7でトップタイムをマークし、2位に浮上したスバルのヒルボネン選手を引き離しにかかった。だが、第1レグでは最後の本格的な
ステージとなるSS9で先行車が巻き上げた砂埃で視界を確保できず40秒近くもタイムロス。結果的にSS9で2番手タイムを出したヒルボネン選手がトップで第1レグを終えた。ヒルボネン選手とソルベルグ選手のタイム差は26.2秒である。3位はトップから1分24秒4遅れでローブ選手の代役を務めるポンズ選手、4位に
プジョーの
ストール選手(ポンズ選手から約8秒遅れ)が続く。5位以下はこのラリーの波乱を象徴するかのように、PCWRCクラスのドライバーたちである。
併催のPCWRC(今期7戦目)はポイントリーダーのアルアティアー選手(スバル)が出場していないため、最終戦を前に少しでもポイント差を詰めておきたいドライバーの思惑で大接戦に。第1レグを終えてのクラストップはスバルのヘリッジ選手である。2位にはヘリッジ選手から僅か2.7秒遅れで新井選手が続き、スバル勢の1−2体制となっている。三菱勢のトップは3位のバルダッチ選手だ。PCWRCでポイントランキング2位につけ、このラリーで少しでも多くのポイントを稼ぎたい奴田原選手はクラス7位。できれば大量得点したいところだろうけど、とにかくここでは逆転チャンピオンに向け確実にポイントを稼ぎ、リタイアだけは避けて欲しい。
第2レグは終盤の2回のスーパーSSを含む9つのSSで行われる。スタート順による路面状況の有利、不利もさることながら、SS9の結果を見ると視界の優劣も勝敗に絡んでくるかもしれない。ヒルボネン選手とソルベルグ選手、優勝が喉から手が出るほど欲しい者同士の争いはどちらが征するのだろう?(永田)
http://www.subaru-msm.com/wrc2006/14/1.asp
posted by Carmode at 00:32|
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