今季最後の、そして
フェラーリのミハエル選手にとっては生涯最後のレースとなる
ブラジルGP決勝は、周囲の期待を裏切らない素晴らしいレースとなりました。
まず注目のミハエル選手。残念ながら優勝できず、ドライバーズタイトルの獲得はなりませんでした。けれども逆境を跳ね返す見事な走りを披露。10番手スタートのミハエル選手は6周目に左リヤタイヤがバーストし、やむなくピットインを強いられてしまいます。しかしここからがスゴかった! 一度は最後尾まで順位を落とすも、次々とオーバーテイク。37周目には8番手に、40周目には7番手へ、そして68周目にはライコネンをパスして4番手まで浮上。途中何度もペースを
落としているため、もしかしたら何かトラブルがあったのかもしれません。けれども、それをものともしない積極果敢な走りで4位フィニッシュです。
いくらかの人はミハエル選手の優勝を期待していたかもしれない。そういった意味では今回の結果を残念だと思う人もいるでしょう。しかしながら、絶対的な安定感を誇った皇帝が、最後まで挑戦的な態度を崩さずに、劇的なレースを見せてくれたのは嬉しかったはずです。
ブラジルGPで優勝を飾ったのはフェラーリのマッサ選手。見事なポールトゥウィンを決め、1993年のアイルトン・セナ選手以来、13年ぶりのブラジル人による母国GP優勝を達成しています。2位はアロンソ選手。アロンソ選手はこれで2年連続のドライバーズタイトル獲得を達成し、またルノーにコンストラクターズタイトルをもたらしています。
日本勢はどうでしょうか。まず予選順位3番手と表彰台を期待された
トヨタの
トゥルーリ選手ですが、リヤサスペンションにトラブルを抱えリタイア。ラルフ選手も同じようなトラブルでリタイアし、最終戦を完走できずに終えています。一方のホンダはというと、バトン選手が3位で表彰台獲得。バトン選手は14番手と後方からのスタートなりましたが、アロンソ選手にも迫る素晴らしい走りを見せ、素晴らしい結果を残しています。バリチェロ選手は7位でした。
そして今季最高の結果を残したのがスーパーアグリ。琢磨選手10位、左近選手16位と、スーパーアグリにとって文句ナシの順位となりました。まず2台完走できたことが嬉しい。今季2台完走は少なかったですから。しかも琢磨選手はタイム的にも上位を狙える走りを披露。マシンの
パフォーマンスもどんどんアップしているのでしょう。来季はホンダのサポート体制が強化されると見られ、もっと質の高い走りが見られるかもしれない。次へとつながる走りをみせてくれたのは、とても嬉しいです。
これで今
シーズンのF1は終了。やっぱり寂しいですね。しかーし、これから先レースは楽しめなくとも、ファン感謝イベントなどでF1の走りを見ることはできるし、何より来季へ向けた色々な動きが活発化することは確実。ドライバーの移籍やスポンサー体制の変更、さらにはレギュレーションにも変化が見られるため、結局目が離せません。F1で楽しいのは何もレースだけではない。サーキット外での戦いも見逃せないです。
ミハエル選手の引退で、1つの時代が終わりを告げ、来季からは新たな時代が始まる。アロンソ選手の強さは際立ちますが、マクラーレン移籍後もそれが継続されるのか。それとも今季終盤になるにつれ強さを発揮しはじめたマッサ選手が、新たな
ヒーローとして名を馳せるのか。フェラーリに移籍するライコネン選手にも目が離せないし、日本勢にも頑張ってもらいたい。F1は、群雄割拠の時代に突入する気がします。(新美)
F1ブラジルGP決勝結果
1.マッサ選手(フェラーリ)
2.アロンソ選手(ルノー)
3.バトン選手(ホンダ)
4.ミハエル選手(フェラーリ)
5.ライコネン選手(マクラーレン)
6.フィジケラ選手(ルノー)
7.バリチェロ選手(ホンダ)
8.デ・ラ・ロサ選手(マクラーレン)
9.クビサ選手(BMWザウバー)
10.琢磨選手(スーパーアグリ)
11.スピード選手(トロロッソ)
12.ドーンボス選手(レッドブル)
13.リウッツィ選手(トロロッソ)
14.アルバース選手(ミッドランド)
15.モンテイロ選手(ミッドランド)
16.左近選手(スーパーアグリ)
17.ハイドフェルド選手(BMWザウバー)
リタイア
クルサード選手(レッドブル)
トゥルーリ選手(トヨタ)
ラルフ選手(トヨタ)
ウェバー選手(
ウィリアムズ)
ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
ドライバーズ
ポイント・トップ10
1.アロンソ選手(ルノー)
2.ミハエル選手(フェラーリ)
3.マッサ選手(フェラーリ)
4.フィジケラ選手(ルノー)
5.ライコネン選手(マクラーレン)
6.バトン選手(ホンダ)
7.バリチェロ選手(ホンダ)
8.モントーヤ選手(マクラーレン)
9.ハイドフェルド選手(BMWザウバー)
10.ラルフ選手(トヨタ)
コンストラークターズポイント
1.ルノー
2.フェラーリ
3.マクラーレン
4.ホンダ
5.BMWザウバー
6.トヨタ
7.レッドブル
8.ウィリアムズ
9.トロロッソ
posted by Carmode at 10:30|
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