2006年10月12日

ぜひ日本でも発売を

今年1番盛大なモーターショーとなったパリモーターショー(10月15日まで開催)には魅力的な新型車がたくさん出展されたけど、トヨタからも「日本でもそれなりの需要がありそう」と感じさせるモデルが公開された。ヤリス(日本ではヴィッツ)のスポーツバージョン“TS”である。

詳細を紹介すると、ヤリスTSは今秋発売された新型カローラにも使われている新開発の1.8リッターエンジン(欧州仕様で132馬力)を搭載し、スポーツサスペンションや17インチホイール! を含む専用のエクステリアを持つ。このあたりはスポーツモデルのお決まりといったところだろう。

トランスミッションは5速MTで絶対性的な性能も0−100kmが9.4秒、トップスピード194kmとスポーツモデルとして恥じないパフォーマンスを有する。また、ヨーロッパ市場では当たり前のことなのだろうけど、日本だと絶滅状態になっている3ドアというのもうらやましいところだ。

このヴィッツTS、ヨーロッパでは来年初頭に発売されるという。日本市場への投入については未定のようだが、スイフトスポーツ、コルトVersionR、マーチ12SRなどがあり盛り上がりつつあるジャンルなので、ぜひ導入していただきたい。もし、導入された場合にはエンジンが欧州仕様のように1.8リッターNAなのか、もしくは先代のように1.5リッターターボを積んだりするのか?という部分も興味深い。(永田)
posted by Carmode at 23:37| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オーディオ業界にも再編の動きが

日立製作所が以前から資本関係のあった自動車用オーディオメーカー「クラリオン」の株式の公開買い付けを行い、子会社化すると発表した。公開買い付けの目的は……

「日立製作所も携わっている次世代自動車の開発において<走る・曲がる・止まる・伝える>が必要不可欠となっている。<伝える>の分野でカーナビの重要性は年々高まっていることもあって、カーナビ業界で定評のあるクラリオンを日立グループに迎え入れることになった。加えて、日立製作所側としてはクラリオンが持っている企画力、販売力も魅力的」

クラリオン側にとってのメリットも少なくない。日立の有するクルマそのものに対する技術力(広範囲な車両制御、ITS関連など)を吸収出来る上、日立製作所傘下のカーナビを作っているザナヴィをクラリオンの子会社とすることも決まったため、一層のコスト低減、開発力向上というメリットが生まれることだろう。

ちなみに日立製作所は、現在クラリオンの株式を14.4%分(4070万7千株)保有しており、この株式保有を50%まで増やしクラリオンを子会社化する。今回の株式公開買い付けで残りの35.6%分の株式を取得するために1株:230円×1億66万6千株分のお金が動く。今後、日立製作所の関連する次世代自動車とクラリオン、ザナヴィのカーナビがどう変わっていくか大いに楽しみである。(永田)

http://www.clarion.com/jp/ja/files/ir/ir_library/FY2006/20061011_2.pdf(クラリオンからの発表)
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/10/1011a.pdf(日立製作所からの発表)
posted by Carmode at 15:29| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三菱が「i」の電気自動車を開発

三菱自動車は新たな次世代電気自動車「i−MiEV」の研究車両を開発し、今後電気自動車の研究に積極的に取り組んできた東京電力や中国電力、九州電力と共同研究を実施すると発表しました。

名前の通り、ベースとなる車両は軽自動車「i」で、リヤミッドシップレイアウトのプラットフォームにリチウムイオンバッテリー・モーター・制御システムを搭載しています。ちなみに「MiEV」とは「Mitsubishi innovate Electric Vehicle」の頭文字をとったもの。

今まで三菱の電気自動車といえば「MIEV」と2文字目のアイを大文字で表していましたが、大文字のアイは「In−wheel motor」の頭文字であり、今回開発されている「i」の電気自動車はインホイールモーター式を採用していないため、今後は「MiEV」という名称を使っていくそうです。余談ですが……。

三菱としては今後、この「i−MiEV」を各電力会社向けにそれぞれ制作し、電力会社における業務車両として適合するかや、急速充電インフラとの整合性、様々な運転環境での走行などの研究をしてもらうとのこと。電気自動車の普及へ全力で取り組んでいくと明言しております。

では気になる「i−MiEV」のスペックを紹介しましょう。搭載されるリチウムイオン電池。もう皆さんご存じの、高性能電池であります。モーターは最高出力47kw、最大トルク180Nmのものが搭載されます。気になる航続走行可能距離は、2006年度の開発車両で130km。来年開発するものでは160kmを目指すとのこと。最高速度も130km/hとかなりのスピードが出ます。

三菱がリリースの中で「動力性能面(トルク)でベース車を凌いでおり、また優れた静粛性や振動の少なさといったEV特有のメリットも備えている」と述べているように、動力性能や快適性の面で、ガソリン車である「i」よりも優れた性能を持っていることは確実。加えて「i−MiEV」は80%の状態までバッテリーを充電するのに、最短で20分ほどくらいしかかからないそうです(急速充電機を使用した場合。200V・15Aの電源では5時間くらいかかる)。

三菱の電気自動車といえば、インホイールモーター方式を採用している「ランサーエボリューション MIEV」や「コルト MIEV」が有名。こちらも動力性能などはかなり高いレベルにありますが、バネ下が重くなって乗り心地等が著しく悪化している他、水や砂に対する耐久性・信頼性という面でまだまだ不安を抱えます。さらに、システムとして複雑なため、コストもかかるという難点があります。

それに対して「i−MiEV」の方は構造が比較的単純でコストも低く抑えられる他、信頼性の面でも十分なものを確保していると言われています。より現実的な電気自動車だと言えるでしょう。

「電力会社と共同で電気自動車の研究」と聞くと、スバルの電気自動車「R1e」を思い浮かべる人も多いかもしれません。実際「i−MiEV」のライバルと目される(研究段階でライバルうんぬんというのも不粋かもしれませんけど)のはやはり「R1e」でありましょう。「R1e」のスペックを見てみると、急速充電でバッテリー容量80%まで充電するのに必要な時間は15分。航続可能距離は80km。「i−MiEV」は新しい分だけ、「R1e」より高性能である気がします。

燃料電池車などよりはるかに現実的な電気自動車。三菱の「i−MiEV」はスバルの「R1e」とともに、近い将来かなり戦略的な価格での販売が期待される1台であります。130kmも連続して走れれば、ちょっとした遠出までできてしまう。80%の充電状態だとしても、100kmくらいは走れます。

ガソリンを使わないため石油に依存しなくていいし、なにより排気ガスも出ないため環境にだってとても優しい。さらに静かで動力性能にも優れると聞けば、誰もが魅力的に思ってしまう電気自動車。普及に向けて量産されるのは、意外と近いかもしれません。最近元気を取り戻しつつある三菱に、こういった前向きな研究の話があって嬉しく思います。(新美)

http://www.bridgestone.co.jp/news/c_061011.html
posted by Carmode at 10:27| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

原料コスト高騰。タイヤも値上げ

ブリヂストンは、来年2月1日から市販用タイヤの出荷価格を値上げすると発表しました(冬用タイヤは来年4月1日から)。値上げの理由はこれまでと同じく原材料費の高騰。天然ゴム・合成ゴム・カーボンブラックの高値水準が依然として続いているためです。生産性の工場やコスト削減でできるかぎり原材料費高騰を吸収しようとしたものの、やはりそれだけでは無理だったそう。

出荷価格が値上げと言っても、それがすぐに店頭価格の上昇につながるとは限りません。小売店が利幅を狭くしても多く売りたいと思えば、値段を据え置きするかもしれませんし。ただ、やっぱり多くの小売店は値上げを実施するでしょうけどね。

ブリヂストンは昨年11月にも4輪用タイヤを値上げしている。その値上げ幅は平均5%前後で、今回の値上げも乗用車用タイヤは平均5、5%になるそうです。今回の5、5%は昨年値上げした後の5、5%ですから、昨年11月値上げ前と比較すると、5、8%くらい値上げしていることとなります。ううう、自動車ユーザーにはまことに厳しい時代であります。

危惧するべきは、日本最大手のブリヂストンが値上げを表明したことで、他の国内タイヤメーカーが追随して値上げを発表しないかということ。原材料費が高いのはどのメーカーにとっても同じですからね。クルマを維持するためのお金が大きくなればなるほど、クルマ離れが加速してしまうと思います。(新美)

http://www.bridgestone.co.jp/news/c_061011.html
posted by Carmode at 10:23| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする