行われた調査は菊正宗の保有する総合研究所の研究員10人に自分で酔ったと感じるまで清酒を飲んでもらい、飲酒前、飲酒直後、30分後、1/2/3時間後に心理テストを課すというもの。結果によると「活気」を表す数値は飲酒直後に上昇したが、時間が経つにつれ下がり、1時間後に飲酒前の数値→3時間後には大幅に下がった数値となった。しかし、「抑うつ」「怒り」「混乱」の数値は飲酒直後には下がったものの、30分後以降は上昇し、2時間後には飲酒前の数値を上回った。さらに運転に大切な「緊張感」を表す数値は飲酒後下がり続け、3時間後まで上がることはなかったという。
この調査結果を見ていただくと「飲酒後、時間が経って体に感じる酔いはなくなったとしても、精神への影響はなかなか消えない」ということが分かっていただけると思う。完全に酔いが覚めるまで、運転をするのはやはり危険な行為。酒を飲んだら後は「しばらく酔いを覚ましたら、自分で運転して帰る」ではなく、運転代行を頼むかどこかに泊まるなどして「運転はしない」という考えを基本に考えるべきである。(永田)

