2006年09月11日

保証延長は復活に寄与するか?

日本車のエンジン、トランスミッションといった重要部品の保障期間は一般的に5年または10万キロの早い方となっている。これは年間平均走行距離が約2万マイルと極端に多いアメリカ仕様でも5年/6万マイル(約9万6千km)とほぼ同じである。日本人からすると「保証は日本だと先に年数で切れることが多いけど、アメリカでは走行距離で切れてしまうケースが多いのだろうな」と感じる。当然、アメリカのユーザーの中には「5年分の走行距離まで保証してくれないものか」と考える人がいることだろう。

名門復活にかけるGMはそこに目を付けたようである。今年9月からアメリカ、カナダで販売する2007年モデル全車種の保証を5年/10万マイル(約16万km)とすることを発表したのだ。これまでの保証が高級車で4年/5万マイル、それ以外だと3年/3万6000マイル(約5万7千km。かなり短い)だったことを考えるすごい進歩である。よほど品質に自信があるのに違いない。走行距離の長いアメリカ、カナダでは「保証が長いからGMにするか」というユーザーも出てきそうだ。原油価格の若干の下落、新しい小型車の好調など明るい兆しが見えてきたGMにこの保証延長は強い援軍となるだろうか?(永田)
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『モトGP』マレーシア、激戦は王者が勝利!

激しいスコールにより予選はキャンセル……。チェコGP以来3週間ぶりとなる『モトGP』第13戦マレーシアGPは波乱の幕開けとなった。10日、決勝の舞台となるセパンサーキットは、昨日の悪天候から一転し、気温33度の快晴。赤道直下の灼熱はマシンとライダーの体力を確実に奪っていく。フリー走行のタイムから暫定で決められたグリッドから各車レーススタート!

ホールショットを決めたのは2位スタートのN・ヘイデン(ホンダ)。だが、それも一瞬のこと。1周目が終わるころにはロッシがトップに立っていた。レース3周目、絶好調なマシンを駆るドゥカティのL・カピロッシがロッシを前に出て、そのまま引き離しに掛かる体制に。けれど、ここは王者の意地。独走は許さない。ヤマハのマシンはドゥカティよりもトップスピードでは劣っているものの、コーナー区間では速い。後方からの王者のプレッシャーに負けたカピロッシは7周目、一旦順位を下げて作戦を練り直す。

この間、ロッシ、D・ペドロサ(ホンダ)、カピロッシ、ヘイデンという順番に変動する。再びトップに返り咲いたロッシは、コースレコードを叩き出しながら、いつものように逃げ切り体制に入ろうとした。しかし、今日の2番手カピロッシは離れない! ロッシをピッタリとマークしたままテール・トゥ・ノーズ状態でレース終盤へ。観客も2人のエキサイティングなレースに大いに盛り上がる。

ドラマは最終ラップの最終コーナーで起きた。何が何でも前に出たいカピロッシは最終コーナーでロッシのインを差し、前へ出ようするのだが……ここで痛恨のミス! なんと、オーバースピードでインを差すどころかアウトに膨らんでしまい、最後の最後で王者の逃げ切りを許してしまったのだ。ロッシはこれで今季5勝目の優勝に。以下、2位カピロッシ、3位ペドロサ、4位ヘイデン、5位S・ジベルノー(ドゥカティ)、6位J・ホプキンス(スズキ)、7位K・ロバーツJr.(KR211V)、8位C・ストーナー(ホンダ)、9位M・メランドリ(ホンダ)、10位C・エドワーズ(ヤマハ)。

これで王者ロッシは、現在ポイントリーダーであるN・ヘイデン(ホンダ)と26点ビハインドにまで縮まった。残り4戦。ロッシはあと2勝もすると、今年のチャンピオンが見えてくる! 来週9月17日は『モトGP』オーストラリアGP決勝、再来週の9月24日は日本GPです。(山崎)

http://www2.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/report/result.asp?sche_no=267&div=02
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ミハエル・シューマッハ選手、今季限りで引退!

前々から噂されていましたが、本人のクチから言われると、改めてショックを受けてしまいますね。そうです。フェラーリのエースドライバー、ミハエル・シューマッハ選手が今季限りでの引退を表明したのです。イタリアGPで前人未到の90勝という記録を打ち立て、通算優勝回数100まであと10勝という時点での引退表明。個人的にはここまで頑張ったのだから、できれば100勝してほしかったとも思いますけども、でもタイミングとしてはいい機会だったかもしれない。

ミハエル選手は1969年ドイツで生まれた。小さい頃からカートを始め、すぐにめきめきとその頭角を表し、1987年にはドイツ・ヨーロッパ・カートチャンピオンに。その後1990年にF3チャンピオンとなったあと、1991年にジョーダンチームでF1デビュー。着々と実績を積み、2005年までで計7度のチャンピオンになっています。鍛え抜かれた肉体と緻密な作戦を立てる走行スタイルから「サイボーグ」などと呼ばれるミハエル選手は、アイルトン・セナ選手などのような派手なオーバーテイクこそ少なかったけれど、それでもその独自のドライビングスタイルで築き上げた実績は、素晴らしいものであります。チャンピオン回数や優勝回数、ファステストラップ回数にポールポジション回数、どれをとってもミハエル選手が最高を記録しているのは、素晴らしいというか、もはや他を寄せ付けない圧倒的なものであります。

昨年ルノーのアロンソ選手がドライバーズチャンピオンを獲得し、今季は「新旧王者対決」が何度も取り沙汰されていました。そして「新旧王者対決」に相応しい戦いを、今季も繰り広げてくれています。一方でライバル&犬猿の仲と言われるジャック・ビルヌーブ選手がF1から離脱するなど、同世代がF1から撤退しているのも事実。イタリアGPでも25歳以下の選手が活躍するなど、世代交代の風潮は強まるばかり。ライコネン選手もフェラーリに移籍してくることだし、引退のタイミングとしてはベストであったかもしれません。また引退が噂されるということは、それだけミハエル選手が圧倒的に強いという認識が弱まっているとも言えます。

来季からフェラーリはマッサ選手とマクラーレンから移籍してくるライコネン選手のドライバーラインナップとなる。テストドライバーは引き続きパドエル選手です。

イタリアGPでアロンソ選手がリタイアし、ミハエル選手が優勝したため、2人のポイント差は2ポイントに縮まった。こうなればぜがひにも年間優勝を実現して有終の美を飾ってほしいです。しかし、時代は移り変わるのが常と言えども、1つの時代を築いた人が引退するというのは、何とも寂しいものですね。(新美)
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イタリアGP、ミハエル選手が優勝!

10日に行われたF1イタリアGP決勝。予選5番手だったルノーのアロンソ選手が、予選でマッサ選手の走行妨害したとしてペナルティを科され10番手スタートになるという、波乱含みのスタートとなりました。ルノー&アロンソ選手は猛烈に抗議するも、結局10番手スタートは変わらず。個人的に「妨害はさすがに言い過ぎではないか」と思うのですけど、今回の裁定は結局「フェラーリ寄りな主催者」を印象づけただけで、覆ることはありませんでした。

さて、気温28度、路面温度41度というコンディションの中始まった決勝は、今後の戦いをより熱くする、とんでもない結果となりました。優勝したのはフェラーリのミハエル選手。隙のない走りで見事通算90勝を記録しています。2位はポールスタートのライコネン選手(マクラーレン)。予選結果をお伝えした時にも述べましたが、ライコネン選手は今季、ポールスタートからいい順位を得ることができていなかった。今回のGPでいい成績を残せたことは、次につながるはずです。3位はハンガリーGPでデビューし、まだF1参戦3戦目という若手クビサ選手(BMWザウバー)。ロズベルグ選手とともに、今後の活躍を期待させる新人であります。

アロンソ選手はどうだったか。終盤では一時3位まで上昇するなど、表彰台を狙える位置までポジションアップ。しかし新しく投入されたエンジンがモンツァでの高速走行に耐えられず、エンジンブロー。あえなくリタイアとなってしまいました。アロンソ選手のリタイアはとても珍しいこと。それが終盤の大事な1戦で起こってしまうなんて、何とも不運としか言いようがありません。以下、フィジケラ選手(ルノー)、バトン選手(ホンダ)、バリチェロ選手(ホンダ)と続きます。

ホンダがダブル入賞したのに比べ、トヨタトゥルーリ選手が7位、ラルフ選手が15位と納得できる成績を残せなかった。ただ、マシンのポテンシャルは大きくアップしています。日本GPに向けて、より高いレベルの走りを期待したい。スーパーアグリF1は左近選手がデビュー後4戦連続のリタイア。琢磨選手はピットスタートから何とか16位で完走しています。2台ともハイドロ系のトラブルを抱えていた模様。新型マシンはまだまだ熟成不足。単にF1に参戦しているチームではなく、もっと勝負をかけられるチームであること。鈴木亜久里代表は、マシンのパフォーマンスアップに全力を尽くしていくようです。

イタリアGPでドライバーズポイントはアロンソ選手108ポイント、ミハエル選手106ポイントと2ポイント差になった。残すは3戦。これはもう分かりません。また3位争いも熾烈。現在3位はマッサ選手なのですが(62ポイント)、それをフィジケラ選手が5ポイント差で追いかけているのです。まさしくルノーVSフェラーリ。コンストラクターズポイントでは遂にフェラーリがルノーを逆転。3点差でフェラーリがリードしております。

次戦は上海で開催される中国GP。決勝は10月1日に行われる。皇帝ミハエル・シューマッハ選手の走りを見られるのも、残り3回。絶対に見逃すな! (新美)



イタリアGP決勝順位

1.ミハエル選手(フェラーリ)
2.ライコネン選手(マクラーレン)
3.クビサ選手(BMWザウバー)
4.フィジケラ選手(ルノー)
5.バトン選手(ホンダ)
6.バリチェロ選手(ホンダ)
7.トゥルーリ選手(トヨタ)
8.ハイドフェルド選手(BMWザウバー)
9.マッサ選手(フェラーリ)
10.ウェバー選手(ウィリアムズ
11.クリエン選手(レッドブル)
12.クルサード選手(レッドブル)
13.スピード選手(トロロッソ)
14.リウッツィ選手(トロロッソ)
15.ラルフ選手(トヨタ)
16.琢磨選手(スーパーアグリ)
17.アルバース選手(ミッドランド)

リタイア
モンテイロ選手(ミッドランド)
アロンソ選手(ルノー)
デ・ラ・ロサ選手(マクラーレン)
左近選手(スーパーアグリ)
ロズベルグ選手(ウィリアムズ)
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